強着圧で人気のベルミスですが、「中学生でも履いても大丈夫なのか?」という疑問がネットで上がっていました。中学生なら浮腫みとは無縁な気がしますが、最近の中学生はSNSでの情報も豊富な上、お洒落にも敏感な子が多いと聞きます。化粧やスタイルなど、周りと比べてしまって「どうにかしたい!」と思うことも多いのでしょう。
今回は「ベルミスは中学生でも履けるのか?」というテーマを深堀していきます。中学生のお子さんがいる方、着圧レギンスが欲しいと思っている中学生の方の参考になれば嬉しいです。
ベルミスは中学生でも履ける?注意点など
実際に中学生でもベルミスの着圧レギンスが履けるのか?ということですが、結論から申し上げますと、中学生でも履けます。公式サイトをチェックしましたが、年齢制限は書いてありませんでした。ただし、何点か気を付けることがあります。
成長期のため睡眠時の着用は控える
中学生は成長期の真っただ中で、どんどん体が大人の女性へと変化していく時期です。特に変化が現れるのがバストとヒップです。
成長ホルモンが一番出ている時間帯は夜なので、その時間帯に履くのは辞めた方が良さそうです。
ベルミスは強着圧で有名で、最大着圧は40.6hPaもあります。その部位がどこなのかは明記されてはいませんが、少なくとも骨盤周りにも着圧はありそうです。骨盤は女性にとっては出産に関わる大事な部分です。その部分の成長の妨げにならないよう、就寝時に履くことは控えた方が良さそうです。どうしてもと言う場合は、着圧レギンスではなく着圧ソックスを着用し、骨盤周りを締め付けず脚のケアだけした方が良いです。
長時間着用しない
着圧レギンスに慣れていない中学生では、長時間の着用は難しいと思います。特にベルミスのように、伸縮性が少なく着圧が強い商品を長時間無理して履いていると、腹部の圧迫により気分が悪くなったりすることもあります。少しでもいつもと違うと思った場合、すぐに脱いだ方が良さそうです。
履いただけで痩せると勘違いしない
皆さん着圧レギンスを履くと「脚が痩せる」と勘違いしがちですが、痩せるというより浮腫みを取って細く見せているというのが正しいのです。着用時の細見え効果はもちろん、履き続けていると素足の状態でも細くなったように感じるのは、浮腫みが溜まりにくくなっていっているからです。
実際に痩せるには、食事制限と適度な運動が欠かせません。履いてもいつものように食べ、運動もしなければ、着用時の細見え効果はあっても、実際に痩せることはできません。痩せることと浮腫みを取ることを勘違いしてしまうと、「履いても痩せない」という不満につながってしまいます。
中学生が履いても効果はある?
体型や体質による
実際に中学生が履いても効果があるのか?ということですが、大人と同様に着圧による細見え効果は、実感できると思います。主に足が浮腫んで太くなっている人、脂肪が多くて太くなっている人には良いと思います。しかし運動などでかなり筋肉質の方は、履いてもあまり効果は実感できないかもしれません。
浮腫みや脂肪で太い人も、ダイエットと併用しなければ結局は履いている時だけの細見え効果になってしまうので、脱いでも細さをキープしたい場合は、食事制限と運動もしっかりしましょう。
しかし思春期の過度なダイエットは禁物です。適正体重、適正体脂肪率の中に入っているのであれば、ダイエットはしない方が良いでしょう。ちなみに14歳女子の平均体重は47.2kgです。細い子はこれより3kgは軽いと思います。そんな状態でダイエットをすると、あっという間に生理は止まってしまいますし、初潮がまだの子は遅れたりもします。
また、この体重より重くても、身長が高い場合は肥満とは言えませんので、周りの子が自分より軽くても比較せず、自分の身長に合った体重を目指しましょう。
脚の浮腫みの原因とは?
中学生でも浮腫む?
そもそも中学生という若い時期に、着圧レギンスが必要になるほど脚がむくむのでしょうか?
実際に筆者が中学生だった時を思い返しても、脚のむくみで苦労した記憶はありません。中学生は、授業で体育がありますし、体育系の部活に入っていれば常に体を動かします。文科系の部活だったとしても、大人よりは歩きますし体は動かします。そうするとある適度脚に筋肉はつきます。
病的な浮腫みではない限り、浮腫みは生活習慣や運動不足による筋肉量の少なさが原因で起こります。以下に浮腫みの原因をいくつか挙げてみました。
- 塩分の多い食生活
- 水分の取りすぎ
- 過度なダイエットで筋肉量が低下する
- 長時間同じ姿勢
- アルコールの取りすぎ
- ビタミン、ミネラル、タンパク質不足
- 冷え性
- エアコンなどの普及による体温調整不足
- 妊娠や生理など
このように原因は一つではなく、自分の浮腫みの原因が何か?は分かりません。筆者が中学生だった時は25年も前なので、今の中学生とは生活習慣、食事、運動量も違います。
学校にエアコンがついているところもあるでしょうし、昔の中学生より運動量は減っているかもしれません。ダイエットに敏感な子供も増え、モデルのように華奢で細い脚の子もよく見かけるようになりました。そうすると筋肉量も減り、若いうちから冷えに悩む子も増えてきます。
食の欧米化が進み、塩分過多、ビタミンやミネラル、タンパク質の不足もあるかもしれません。そうなってくると、今の中学生は昔と比べ、浮腫みやすい体なのかもしれません。
初潮から女性の身体は崩れ始める
筆者が通っている補正下着のお店の方に聞いた話ですが、「女性は初潮が来た時から、体型が大人の女性に近づいていくのと同時に、体は崩れていく」らしいのです。最近の子供は発育も早く、小学校中学年で初潮を迎える子もいます。そうなるとそこからすでに体型は崩れ始めているということです。
そのため、初めてのブラを親御さんと一緒に、補正下着のお店で購入する子もいるそうです。それを考えると、着圧レギンスを中学生が履いていても、何ら不思議ではないかもしれません。
着圧レギンスの役割とは?
ふくらはぎのポンプ作用を手助け
心臓から送り出した血液は全身を巡ってまた心臓へ返っていきますが、下半身に行くと脚が自力で血液を心臓に送り返さなければいけません。
ふくらはぎを良く動かし、筋肉量があれば、その筋肉が血液を上へ押し上げてくれますが、筋肉量が少ないと血液を心臓へ送り返す効率が悪くなります。そうなるとどんどん脚は浮腫んでいきますし、浮腫みを放置すると脚は太くなっていきます。
そこで着圧レギンスの出番です。着圧レギンスは外から加圧し、ふくらはぎのポンプの役割を手助けしてくれます。そのため筋肉量の少ない女性でも、着用するだけで浮腫みを予防しスッキリした脚を目指せるのです。
足の太さの原因によっては効果なし
着圧レギンスがしてくれるのは、あくまで浮腫み防止の手助けです。脂肪燃焼効果があったりするものも中にはありますが、過度な期待は禁物です。履くだけで脂肪が減り、脚が細くなるというものはありません。
もし脚の太さの原因が浮腫みではなく筋肉だったら?多分着圧レギンスを履いても、着用時にある程度の細見え効果はあっても、実際に脚が痩せることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「ベルミスは中学生が履いても大丈夫なのか?」と言うことについて深堀しました。結論としては中学生でも履けるのですが、注意点がいくつかありました。
ベルミスは大人が履いても強着圧で履くのに苦労する方も多いです。履き方にもコツがいりますし、うっかり引っ張って破れてしまっては、高い物だけにショックです。購入する際は大人としっかり相談し、お互い納得した上で購入しましょう。